2019年、パテック・フィリップは「カラトラバ」コレクションに、これまでにない独創的なモデルを加えました。それが「ウィークリー・カレンダー Ref.5212A-001」です。
このモデルの最大の特徴は、複雑機構モデルでありながらステンレススチール製ケースを採用していることです。これはパテック・フィリップの複雑時計としては極めて異例であり、コレクターの間で大きな話題となりました。
ケース径は40mm、厚さは10.79mmという絶妙なプロポーションを持ち、カラトラバならではのエレガントな装着感を実現しています。シルバーオパラインの文字盤には、何より目を引く手書き風の数字と文字が転写されています。これは、デザイナーの手書き文字に基づいて創作されたという、パテック・フィリップの歴史上でも類を見ない遊び心ある意匠です。
このモデルの真髄は、文字盤の外周に配されたポインター式の週表示にあります。赤い先端を持つ内側の針が曜日を、より長い針が月と週番号を指し示すこの機構は、ISO 8601規格に準拠して週を計算します。このビジネスカレンダー規格に従い、年によっては52週ではなく53週となることも、この機構は正確に計算します。
心臓部には、 パネライコピー自社製の自動巻きムーブメント「キャリバー26-330 S C J SE」を搭載。304もの部品から構成されるこのムーブメントは、約45時間のパワーリザーブを誇ります。サファイアケースバックからは、その精巧な仕上げを鑑賞することができます。
ウィークリー・カレンダー5212A-001は、パテック・フィリップが確立した伝統的な美意識に、新しい複雑機構と遊び心あるデザインを融合させた、現代の傑作と言えるでしょう。 |