1945年、ロレックスは創業40周年を記念して、世界初の日付を瞬時に切り替える機構を備えた自動巻き防水時計を発表した。それが「デイトジャスト」である 。それから80年近くが経った2017年、バーゼルワールドでロレックスは新たなる傑作を世に送り出した。Ref.126334は、この伝統を41mmという現代的なプロポーションと最新技術で昇華させた、デイトジャストコレクションの新たな顔である 。
41mmのケースは、堅牢なオイスタースチールと、18Kホワイトゴールド製の三角坑紋(フルーテッド)ベゼルを組み合わせた、ロレックスの代名詞とも言える「ホワイト ロレゾール」である 。初期の防水機能として実用性を持っていた三角坑紋は、今やブランドを象徴する美のエッセンスへと昇華した 。光を受けて繊細に煌めくこのベゼルが、時計全体に気品と存在感を添えている。
このモデルの最大の魅力は、その文字盤のバリエーションにある。サンレイ仕上げの深みのあるブルーダイアルは、光の加減で漆黒から鮮やかな藍色へと表情を変え、見る者を飽きさせない 。また、石板灰色の文字盤に緑色のローマ数字を配した「ウィンブルドン」ダイアルは、テニスの芝生を思わせる爽やかな個性で根強い人気を誇る 。2022年には、トレンド感あふれる繊細なミントグリーンダイアルも登場している 。いずれもアプライドのバーインデックスは夜光塗料が施され、暗所でも確かな視認性を確保する。
心臓部に搭載されるのは、ロレックス自社製の新世代キャリバー3235である 。14の特許技術を誇るこのムーブメントは、70時間という長期パワーリザーブを実現し、週末を挟んでも正確な時を刻み続ける 。クロノメーター精度を超えるスーパーラティブクロノメーター認定の精度は、驚異の±2秒/日である 。
快適な装着感を提供するのは、1945年のオリジナルデイトジャストとともに誕生したジュビリー(記念型)ブレスレットである 。5列のリンクが腕にしなやかにフィットし、フォールディングクラスプには約5mmの延長が可能なイージーリンクシステムを備える 。100mの防水性能とねじ込み式リューズも、日常使いにおける実用的な信頼性を裏付けている 。
デイトジャスト126334は、伝統と革新、機能と美が完璧に調和した一本である。それは、時を計る道具である前に、身に着ける者の日常に寄り添い、人生のあらゆる瞬間を優しく照らす、時を超えた普遍の美なのである。 |