1917年、ルイ・カルティエは戦車(タンク)の上面視からインスピレーションを得て、一つの革命的デザインを生み出した。平行なブラン(側面のライン)は戦車のキャタピラを、ケースは車体を象徴するこの矩形の時計は、瞬く間に時代のアイコンとなった。それから100年以上が経った2021年、カルティエは「タンク マスト」コレクションを刷新し、オリジナルの精神を受け継ぐ新たな傑作を世に送り出した。Ref.WSTA0040は、その中でもXLサイズの存在感を誇る、自動巻きの秀作である。
41mm x 31mmのステンレススチールケースは、厚さわずか8.4mmというスリムなプロポーションを実現している。従来のタンク ソロとは異なり、ブランカード(側面)に緩やかなカーブが与えられ、 スーパーコピー時計腕元への収まりと視覚的な優美さを両立させている。リューズには、カルティエの伝統であるシンセティックスピネルのカボションがセットされ、控えめながら確かな気品を漂わせる。
最大の魅力は、「フランケ」仕上げのシルバーダイアルにある。微細な機械彫り(ギョーシェ)が施されたこの文字盤は、光を受けるたびに繊細な陰影を描き出し、単なる白では表現できない奥行きと高級感を生み出している。そこに配されたブラックのローマ数字と、ブルーの剣型針(フレイム・ドゥ・カルティエ)のコントラストは、まさにカルティエの美学の極致である。6時位置には実用的な日付表示窓が控えめに設けられ、デザイン性を損なわない絶妙なバランスを保っている。
心臓部に搭載されるのは、カルティエ自社製のキャリバー1847 MCである。23石、28,800振動/時、42時間のパワーリザーブを誇るこの自動巻きムーブメントは、確かな精度と信頼性を提供する。工具不要で交換可能なインターチェンジャブル・ストラップシステムを採用し、ブラックのグレインカーフストラップは、ステンレススチールのフォールディングバックルで確実に固定される。3気圧(30m)の防水性能も、日常使いにおける十分な実用性を保証する。
タンク マスト XL WSTA0040は、単なる時計ではない。それは、100年の時を超えて受け継がれた矩形の詩であり、身に着ける者の品格を静かに、しかし確かに語る、永遠の普遍美なのである。 |