ブライトリングが1960年代に世に送り出した「トップタイム」は、若者のスポーツカーのような軽快さとスタイリッシュなデザインで、瞬時に時計愛好家の心を掴んだ。その伝説的なコレクションが、現代の技術とデザインで甦った。それが「トップタイム B01 トライアンフ AB01764A1C1A1」である。
このモデルの最大の特徴は、そのケースデザインにある。直径41mmのステンレススチールケースは、1960年代のオリジナルモデルのDNAを継承しながら、現代的なプロポーションへと進化を遂げている。ケースの厚みは14.27mm。存在感は十分でありながら、エッジの効いた洗練されたラインが、スポーティさとエレガントさを両立させている。
文字盤は、ブライトリングと英国のオートバイメーカー「トライアンフ」とのコラボレーションを象徴する、深みのあるブルーが採用されている。サンレイ仕上げの文字盤は、光の角度によって異なる表情を見せる。クロノグラフのサブダイヤルは、対照的なブラックで配色され、ヴィンテージ感を演出している。3時位置には15分積算計、6時位置には12時間積算計、9時位置にはスモールセコンドが配置されている。
最も目を引くのは、12時位置に配置された「TRIUMPH」のロゴだ。このロゴは、トライアンフの象徴であるスピードツインやボンネビルなどの名車を連想させ、オートバイ愛好家の心を掴んで離さない。さらに、6時位置には「TOP TIME」の文字が、1960年代当時のフォントで刻まれている。
心臓部には、ブライトリングが誇る自社製ムーブメント「キャリバーB01」を搭載している。このムーブメントは、2009年の発表以来、その精度と信頼性で世界中の時計ファンを魅了してきた。垂直クラッチとコラムホイールを採用したクロノグラフ機構は、操作時のスムーズさと正確性において群を抜いている。パワーリザーブは約70時間。COSC(スイス公式クロノメーター検定協会)の認定も受けており、その精度は折り紙付きだ。
サファイアケースバックからは、このキャリバーB01の美しい仕上げを鑑賞することができる。コート・ド・ジュネーブ装飾やパーラージュ仕上げが施されたムーブメントは、まさに芸術品と呼ぶにふさわしい。
ブラウンのラバーストラップには、オートバイのタイヤトレッドを思わせる模様が施されており、トライアンフとのコラボレーションならではの遊び心が感じられる。防水性能は100m。トップタイム B01 トライアンフは、二輪と四輪、そして時計が交差する場所に生まれた、現代のアイコンである。 |