ブライトリングの「クロノマット」は、1980年代にイタリア空軍のアクロバット飛行隊「フレッチェ・トリコローリ」のために開発された、航空時計の傑作である。その伝説的なモデルを最も大胆に、そして現代的な解釈で甦らせたのが「スーパー クロノマット B01 44」だ。リファレンスUB0136251B1U1は、その中でも特に精悍なツートーン仕様を誇る一本である。
最大の特徴は、44mmという堂々たるステンレススチールケースと、18Kレッドゴールドの豪華なコンビネーションにある。ブラックの文字盤と、レッドゴールド製のベゼル・リューズ・プッシャーが織りなすコントラストは、視認性の高さと高級感を両立させている。特筆すべきは、ベゼルやリューズに施されたブラックセラミック製インサートだ。これにより、高い耐傷性と、スポーティで引き締まった印象が実現されている。
文字盤は漆黒を基調とし、3時位置と9時位置にはそれぞれ30分積算計とスモールセコンド、6時位置には日付窓が配置されている。12時位置の大きな三角インデックスと、レッドゴールドで縁取られたカウンターが、クロノグラフとしての機能美を強調する。
心臓部には、ブライトリング自社製の自動巻きクロノグラフムーブメント「キャリバー01」を搭載する。約70時間のパワーリザーブと、COSC公認クロノメーターとしての高い精度は、まさにプロフェッショナル仕様。サファイアクリスタルのケースバックからは、コラムホイール式クロノグラフ機構の精巧な造形を鑑賞することができる。
200mの防水性能を備え、レッドゴールドとスチールの「ルーロー・ブレスレット」が、1980年代のオリジナルデザインへのオマージュと、現代のエレガンスを融合させている。スーパー クロノマット B01 44は、空を駆ける者のための道具としての堅牢性と、腕元で輝く宝飾としての美しさを併せ持つ、現代のマルチパーパス・ウォッチの理想形である。 |