スイス時計製造の伝統と、前衛的なストリートカルチャーの融合。ウブロは1980年の創業以来、「アート・オブ・フュージョン(融合の芸術)」を旗印に、ゴールドとラバーなど異なる素材の組み合わせで時計業界に革命を起こしてきた。その精神を最も先鋭的な形で体現するコラボレーションの一つが、ロンドンの高級タトゥースタジオ「サンブルー」との協業である。Ref.415.HX.2027.VR.MXM19は、世界限定200本という希少性を誇り、ボディアートの線描を時計の構造そのものに落とし込んだアートピースである。
45mmのサテン&ポリッシュ仕上げのホワイトセラミックケースは、傷つきにくく、経年変化による劣化もほとんどないハイテク素材の真骨頂である。この純白のボディを縁取るように施されたのが、サンブルーの創設者マキシム・プレシオ=ブッシがデザインした幾何学模様だ。彼の特徴である鋭角的な線描と多角形のモチーフは、単なる文字盤の装飾に留まらず、ケース、ベゼル、ラグに至るまで立体的に刻み込まれている。まるで現代建築の模型を思わせるその造形は、時計である前に一つの彫刻作品である。
マットホワイトの文字盤には、数字やインデックスを極限まで削ぎ落とし、代わりにサンブルーのシグネチャーである幾何学模様の針が、時を指し示す。研磨されたオクタゴナル(八角形)のスケルトン針は、二重構造になっており、まるで抽象画のように視覚的な錯覚を起こさせる。ウブロが「融合」と呼ぶ所以は、まさにこの一点に集約されている。
心臓部に搭載されるのは、ウブロ自社製の自動巻きクロノグラフムーブメント、キャリバーHUB1213 UNICOである。28,800振動/時、約72時間のパワーリザーブを誇り、シースルーバックからその精緻な動きを鑑賞することができる。100mの防水性能も、日常使いにおける十分な実用性を保証する。
ストラップは、表側に白いカーフレザー、内側にブラックラバーを組み合わせたハイブリッド構造。ホワイトセラミックケースとの完璧な調和を生み出すと同時に、快適な装着感を提供する。チタン製フォールディングバックルで確実に固定される。
415.HX.2027.VR.MXM19は、単なる時計ではない。それは、刺青という一過性の身体芸術を、セラミックという永遠の素材で閉じ込めた、ウブロとサンブルーが紡ぐ「幾何学の詩」なのである。 |