時計史にその名を刻む傑作「ロイヤル オーク」。1972年、ステンレススチールで高級時計の概念を覆したそのデザインは、今もなお、時代を超越した輝きを放ち続ける。モデル15510OR.OO.D002CR.02は、このアイコンを、18ctピンクゴールドの荘厳な美しさで昇華させた、まさに「ゴールドのロイヤル オーク」の真骨頂である。
この時計の存在感は、まずその「ケースとブレスレットの一体感」から始まる。ジェラルド・ジェンタが描いた独創的な八角形ベゼルと、それに呼応する「ペタージュ」仕上げの文字盤は、ゴールドの素材でありながら、スポーティでモダンな印象を失わない。18ctピンクゴールドが放つ温かみのある深い輝きが、ラグジュアリーな風格を漂わせる。
文字盤は、ロイヤル オークの代名詞である「ペタージュ」模様。小さな金槌で丹念に打ち出されたこの幾何学模様は、光の加減で絶え間なく表情を変え、息をのむほどの深みと立体感を生み出す。清楚なバトンインデックスとピンクゴールドの針が、この豪華な舞台の上で、驚くほど視認性の高いコントラストを描き出す。
内部には、オーデマ ピゲが誇る超薄型の自動巻きムーブメント「キャリバー5900」が搭載されている。その精巧な仕上げと高い精度は、この時計の華やかな外見を支える確かな基盤となっている。サファイアクリスタルバックからは、美しく装飾されたムーブメントの姿を鑑賞できる。
オーデマ ピゲ ロイヤル オーク 15510ORは、単なる時計を超えた「美学の証」。それは、独自の道を歩み、時代に流されない価値を信じる者にとって、最高の人生の相棒なのである。 |
